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ブルーレイプレイヤーからの映像を、20m分配延長して2台の42インチTVに表示する
導入場所
TV放送局内の撮影スタジオ
導入製品
PS128A : 8ポートHDMI分配器
HM-HQ-xxMシリーズ : 20mロングタイプHDMIケーブル
SLOK-B : HDMI端子固定カバー
導入の目的
TV放送局内の撮影スタジオにて、ブルーレイディスク / DVDプレイヤー(Sony BDP-S360)からの出力映像を8ポートHDMI分配器(PS128A)により2分配し、20mロングタイプHDMIケーブルを通して2台の42型TV(Panasonic TH-42PH)に同時表示する。
出力映像は今回、DVDディスクに録画済の720pコンテンツ。
生放送のバック映像として、途切れることなく放映されなければならないため、安定性確実性が求められる。
導入の経緯
本番での失敗は許されないので、事前に評価するため製品貸出サービスを利用した。
2分配を考えていたので、当初はPS122(2ポートHDMI分配器)を使ってスタジオセット内で設置、評価した。
映像自体は良好であったが、PS122と20mケーブルの接点に多少の圧力が加わるとTV映像が瞬間的に消えることが判った。
接点にストレスが加わることは基本的に回避すべきだが、スタジオ内には撮影中に人や機材の動きがあり、不注意でケーブルに触れて動かしてしまうことはあり得る。
万一、ケーブルに触れても映像が途切れないようにするために、接点を固定する解決案としてHDMI端子固定カバー(SLOK-B)を追加する方向で検討した。
但し、PS122はSLOK-Bに対応していない(取付ネジ穴なし)為、対応するPS128Aに替え、SLOK-Bにて20mケーブルを接続したあと圧力を加えても映像が途切れることは無かったので、PS128Aに機種変更した。
また、20mのHDMIケーブルは家電量販店など一般ルートでは品揃えが無く、信頼性が保証された製品を購入前に実機検証したかった。
実際の導入
予定どおり複数回にわたり、生放送の番組のバックで映像を問題無く放映できた。
導入後の感想
実機検証できたので安心して本番で使うことができ、助かった。
使用した機材は、今後のスタンダード規格のものばかりなので、別の機会にも頻繁に使い回すことができると期待している。
参考情報
2分配/4分配(SLOK-B未対応)対応のHDMI分配器も選択可
多対多のマトリクス切替/分配が必要な場合は、4入力4出力HDMIマトリクススイッチ(PM4X4)にて対応可